樹木診断

同期の樹木医仲間と打撃音樹内腐朽簡易診断装置を用いての樹木診断。

何やら難しく聞こえますが、要は専用のハンマーで幹を叩き、その音を機械が分析し樹木内部(腐れによる空洞化など)状態を診断する装置です。

今回の場所は京都の大雲院(通常は非公開のお寺)に存在する特定の樹木が対象となりました。


キノコの発生樹木



診断装置を使用中



 この樹木に対しては健全と推定される範囲内の数値が計測されました。


最近では、公園や街路樹、また一般家庭の庭でも大きく成長した樹木が増えています。
巨木や老木など、大事に見守られている樹木でも、少しでも危険だと感じるようであれば切る事は大切だと思います。







ケヤキ

街角で見かけた、幹の部分で大きく切断された跡。





成長を見越しての植樹は大切ですが、条件次第では無限に成長する樹種も存在するので、場所によっては切る作業が必要になる。

ただ、健全で萌芽力の旺盛な樹木は思い切りの切断で、吹き返しさせた方が、中途半端な剪定や、毎年の管理で樹木にストレスにかけるよりも極めて自然な形。



萌芽更新剪定